中国でスタバを脅かすラッキンコーヒーとは 〜中国の珈琲事情〜
ラッキンコーヒーをご存知でしょうか。
国内ですとラッキーコーヒーはよく耳にするのですが、ラッキンコーヒーは日本ではあまり耳にしない名前ですよね。
ラッキンコーヒー は中国のカフェなのですが、スターバックスが一強とされていた中国内で、驚異の拡大を繰り広げています。
少し脱線しますがWBS(ワールドビジネスサテライト)にて昨年観た内容では、中国のお茶の消費量はここ5年で27%ほど伸びたとされていました。
では、コーヒーはどうかというと消費量は75%を超えた様です。
考えられない数字ですね。
中国は人口も多いので世界のコーヒー消費量も動かしかねません。
と考えると今後のコーヒー価格の高騰は目に見えている様な気もします。
話戻りましてラッキンコーヒーについて。
実は中国はスターバックスが猛威の進出をしてスタバ一強とまで言われていました。
しかし昨年、驚異の店舗展開を見せたのがラッキンコーヒーです。
中国は出前コーヒーなるものが普及してきている様で、アプリで注文するとコーヒーを10分ほどで現場まで運んでくれます。
(マクドナルドなんかも出前コーヒーを行なっている様です)

出前を主流とすることから並ばないコーヒーショプと称されます。
中国のコーヒー市場は15兆円にのぼるそうなので、スタバへの追随でかなりの収益が見込めると予測されます。
(※2020年4月に粉飾決算が発覚したそうです。そのため株価に大きくダメージを与え、なんと8割もの株価下落があったようです。そのあたりも中国企業らしいですが、今後には期待したいと思います。)
驚くべきはドローンでの配達も進んでいる様です。
ここに三井物産が目をつけて物流に絡んでいる様ですね。
私は三井物産のコーヒー室の方々とお仕事をさせて頂く機会もあるので、次回伺ってみたいと思います。
中国の今後のコーヒービジネス。実に興味深いです。