セブンカフェがコンビニコーヒー戦争に勝った背景には富士電機が。

こんにちは、CREAです。

今日はセブンカフェがコンビニ市場で一人勝ちした要因、コンビニコーヒーの歴史をご紹介したいと思います。

今やコンビニでドリップコーヒーが飲めることを知らない人はいないくらい、コンビニコーヒーは日本全国に浸透しました。

特にセブンイレブンのセブンカフェは脅威の利用数を誇っており、2017年には50億杯を突破。現在も少しずつ改良を加えリピーターを増やしています。

100円という安さであの味を提供できるセブンカフェって凄いですよね。
私は同業者ながらセブンカフェには脱帽だなぁと日々感じています。

最近、豆もリニューアルされNEWセブンカフェと謳っています。

今日はセブンカフェがあれだけ他のコンビニを圧倒したのは何故か。その勝因とは?その辺りをセブンカフェの歴史と共に紐解いて行きたいと思います。


コンビニコーヒーの歴史

コンビニコーヒーはいつから始まったのか?歴史を遡ると、30年以上前の1980年代が始まりとなります。当時、セブンイレブンがレジにて注文を受けコーヒーを提供する方法を実施しました。

しかし、世に浸透することはありませんてした。当時は手軽に飲める缶コーヒーがバカ売れしている時代。飲む側も手軽に飲めるのは当然ですが、販売する店舗スタッフも側も売りやすい商材です。それに対し当時のセブンコーヒー(カウンターコーヒー)は、サイフォンで作るコーヒーをオーダーの度にスタッフが小分けする。ただでさせえ忙しいところにスタッフの手間がかかるコンビニコーヒーは管理面で課題がありました。そのため、セブンのコンビニコーヒーのスタートは中途半端なものに終わったというところです。

そこからセブンイレブンは改良を入れて挑戦を繰り返しますが、スタバやタリーズの日本参入もありいずれも浸透はせず。

少し期間があき2010年を過ぎた頃、まずはローソン、そしてファミリーマートがコンビニコーヒーを展開。この辺りからは私が調度社会に出た頃なので記憶に残っていますが、純粋なコーヒーの味は今一つでした。

当時ローソン、ファミリーマートが推したのはミルクを入れるカフェラテです。恐らく、ミルク商材のコーヒーはスタバを筆頭にカフェで「需要が高い」、そして「単価が高い」という点で魅力があったのかもしれません。

しかし、コンビニコーヒーの需要は後述するように、ラテ商材ではなく純粋なコーヒーでした。その点が最終的なコンビニコーヒー競争の後追いとなるセブンカフェと他のコンビニが明暗を分けた要因になります。

後を追うようにセブンイレブンが再度カウンターコーヒーを展開した2013年初頭。ここでセブンカフェが爆発的なヒットを生み、コンビニコーヒーに革命を起こしました。コンビニコーヒーの利用ランキングは言うまでもなくセブンカフェが群を抜いています。

最後は後追いとなったセブンイレブンのコンビニコーヒーが、なぜローソンやファミリーマートを追い抜けたのか。

これには機械の特徴が大きく左右したと言えます。

以下では大手コンビニ各社の機械の構造を比較して行きたいと思います。

セブンカフェのマシンを作った富士電機とは。機械の仕組みは?

当時、ローソンやファミリーマートは海外製のコーヒーマシンを採用。この海外メーカーの機械の特徴は「エスプレッソ」構造であることです。

エスプレッソとは極細挽きのコーヒー豆を圧力でお湯にかけ抽出する方法です。

一般的にエスプレッソコーヒーは全量が30ccほどの少量で、コーヒー本来の味を凝縮させたものです。本場イタリアではそこに砂糖をかけて飲むのが一般的です。またこのエスプレッソの濃いコーヒーにスチームミルク(温めたミルク)を入れるのがカフェラテ、フォームドミルク(泡だてた)を入れるのがカプチーノです。

カフェラテやカプチーノはエスプレッソで出す濃いコーヒーにミルクを入れるので、コーヒーがミルクに負けずに美味しく飲める形になります。

長くなりましたがローソンやファミリーマートはこのエスプレッソマシンを採用しカフェラテを推奨しました。

しかし、セブンイレブンのカウンターコーヒーはマシンの仕組みとしてペーパードリップ方式を採用致しました。

ペーパードリップとは喫茶店でマスターが提供するハンドドリップをマシンが行うようなイメージです。この構造は国内大手電機メーカーの富士電機が製造したものです。富士電機はミル挽きのカップ式自動販売機製造なども手がけており、そのノウハウを活かしてセブンイレブンがタッグを組んだわけですね。
先述したようにペーパードリップで提供するため、ブラックコーヒーは雑味などがなく容量も160cc(ホット)ほどの調度良い量が提供できます。

このマシンの仕組み、味こそが日本人ウケするコーヒーだったわけです。というのも国内需要としてラテやフレーバー商材を強みとするスタバなどのカフェが人気なのは変わりませんが、サラリーマンなどの需要はブラックコーヒーでした。このコーヒーが通勤時や運転前の人々を魅了し集客するアイテムとなりました。

では、ローソンやファミリーマートはどのようにブラックコーヒーを提供しているのか。先述した通り、エスプレッソは濃いコーヒーを30ccほどの少量で抽出します。

これを店頭でそのまま販売するのではあまりに量が少なすぎてしまう。
そのため、130ccほどのお湯を加えて混ぜることで160ccのブラックコーヒーを作ります。この容量の多いエスプレッソはルンゴと呼ばれます。(参照:エスプレッソとは

本来エスプレッソは少量をグッと一瞬で飲み終えるものなので、強い苦味も甘みや酸味に調和されるものとなります。
しかし、お湯で割る場合エスプレッソの苦味や酸味が悪い方に感じられ、エグ味のある味になってしまいます。そのため、胃に負担がかかるような印象を与えてしまうのです。
このことがきっかけで、セブンカフェは美味しいけど他のコンビニコーヒーはイマイチという印象が世に浸透していきセブンカフェがリードする要因となりました。

これはセブンイレブンが偶然採用した機械で勝ち取ったものではなく、30年以上も前からカウンターコーヒーに挑戦し、失敗によって得た情報から改良し続けた結果にあるようです。
今ではコンビニ各社がペーパードリップコーヒーマシンを採用している傾向にありますね。

個人的には一部のコンビニはメニューが多すぎて買い方が素人には分かりにくい気がししており、味の次はその辺りが課題になる気がします。

次回は新しくなったそれぞれのコーヒー(セブンカフェ、マチカフェ、ファミマカフェ)を実際に飲み比べ、コンビニごとのおすすめの商品についてご紹介したいと思います。

いずれにしても100円であのコーヒーが飲めるのはコスパとして最高だと個人的に感じます。

コンビニコーヒーの改革によりコーヒー業界の底上げになることを期待したいです。

セブンイレブンの新たな戦略 

青の贅沢 キリマンジャロブレンドとは

2019年、白い紙カップに加え青い紙カップが誕生しました。

今までの白い紙カップと異なり少し高級感のあるデザイン。
このデザインで感じましたが、文字を金色にするだけで高級感が生まれるんですね。この濃い目の青に金色のセブン&アイホールディングスの文字でここまでの存在感。さすがセブンイレブンさんという感じです。

「白の定番」
甘い香りとスッキリ後味。

「青の贅沢」
力強い香りとコク。

贅沢と表されるものの白の定番の100円に10円増しされただけの110円であることから、気軽に試すことができます。

この新たに展開された青の贅沢はキリマンジャロブレンドなるものです。
キリマンジェロとはアフリカ大陸はタンザニアにある山脈でなんと高さは5,895m。アフリカ最高峰と評されています。

ここで取れるコーヒー豆は、厳しい寒暖差を乗り越えたエリート豆です。
そのため、香りが豊かで甘みのあるコーヒーとなり、キリマンジャロのコーヒー豆は高級なブランド品となっています。

今回、セブンイレブンはこのキリマンジャロに目をつけ、このキリマンジェロブレンドを商品開発。
因みに○○ブレンドと謳う場合、その冠の豆を30%以上使用することがコーヒー協会で定められています。
つまり、今回のキリマンジャロブレンドはタンザニアキリマンジャロのコーヒー豆を30%使用したコーヒーであることが分かります。

このコーヒーが展開されたことのより、一層店内のコーヒーの香りが店内に漂うようになった気がします。個人的にはもう少し苦味を抑えた方が最近のトレンドには合ったのではないかと思うのですが、そこはセブンイレブンの戦略なのでしょう。

新型コロナウイルスが世界中で蔓延している今、中々カフェに行きにくい部分もあるかと思います。また在宅勤務を強いられている企業もあるかと思います。


この機会にセブンイレブンを中心としたコンビニのコーヒーを買って自宅で飲み比べてみてはいかがでしょうか。



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