営業スキル習得のコツはTTP ~マンデリンの深煎りコーヒーで一息~

こんにちは、CREAです。

今朝はインドネシアのマンデリン(アチェ州産)を頂きました。

精選方法はインドネシアに見られるスマトラ式で、焙煎は深入りです。マンデリンは深煎りですが苦味が程よくコクが際立つ良質なコーヒーです。

香りはチョコレートの様なカカオ風味が漂います。

さて、今朝はコーヒーを飲みながら営業スキル習得のコツをまとめました。

というのも、今は新入社員が入社するシーズン。今回、新入社員へのセミナーを担当しているため、いくつかネタを考えているところです。

営業っていくつになっても勉強、勉強、勉強の繰り返しですよね。会社からも学びますし、上司や先輩、お客さんや後輩から学ぶことも沢山あります。

私は新規開拓の営業を担当してからというもの学生とは比にならないくらい勉強したと思っています。

そのきっかけは下着メーカーのトリンプインターナショナルで過去に日本法人の代表を務められていた吉越社長による「勝てる会社の方程式」によるものです。

実は吉越さんはコーヒー機器メーカーのメリタ出身。コーヒーを扱う私としてはなんとなく勝手ながら親近感を湧かせていました。

吉越氏は何年も前から今政府をきっかけにトレンドとなっている「働き方改革」と同様のものを掲げてこられた方です。

その吉越氏がトリンプインターナショナルで社員に意識させたこと。

それは「TTP」だそうです。

一見、環太平洋パートナーシップや最近ではテンプ・トゥ・パームなどのワードを思い浮かべる方が多いと思いますが、トリンプのこれは違います。

TTP= Tettei Tekini Pakulu

「徹底的にパクる」というものです。

つまり他人や競合他社などの良いところをとにかく盗めということです。

世の中には沢山のアイディアや物事の善良な取り組み方が転がっています。他人や他社を観察し良いところを盗むだけで、自分に能力が無くとも成長することができるわけですね。

それがただパクるだけの同じ物ではなく、自分の強みやカラーが相まってより良いものに肉付けされる。

徹底的にパクるという意識を持つだけで、周辺環境への観察力が格段に上がります。そして、柔軟に吸収する力も身につきます。

結果、凡人でも能力を高められるという構図です。

日本社会はこの能力を高める力が劣っているように思われます。

というのも吉越氏の考えにもあるように、戦後の日本社会は体力重視の仕事が評価されてきました。

従来の日本のサラリーマンの土台は「体力」、その上に「気力ややる気、意欲」があり、1番上に「能力」がくるピラミッドの構図。これでは、万が一故障により体力が半減すれば土台は崩れてしまいます。

日本は体力に頼って働いてきたあまり、「休日」の対局を問われると「休む」と答えます。

欧米、とくにヨーロッパでは仕事の対極を「遊ぶ」と答える違いからも、日本は体力に頼っていることが要因だと吉越氏は説いています。

なるほどなぁとただただ感心してしまいます。

私は以前得意先がトリンプインターナショナルであったため、社員の方からこのTTPのお話を伺うことができ、そこから盗む力が身につき仕事のスキル向上に繋がったと常々感じています。

日々、成長していることを感じられると、仕事は本当に楽しいものだと思います。

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