顔認証セルフレジ&スムージーサーバーを試験展開 ~セブンイレブンが仕掛ける次の一手~
こんにちは、CREAです。
麹町のセブンイレブンにて新しい取り組みを試験的に始められていたので、今日はそのご紹介を。麹町はなんといってもセブン&アイ・ホールディングスの本社があることから、麹町駅前店は本社のお膝元となっているわけですね。
そのため、セブンイレブンの麹町駅前店に足を運ぶと今後セブン&アイ・ホールディングスがどのような戦略を立てているのかを汲み取ることができます。
今日はその一部をご紹介致します。
少し先に触れておきますが、麹町駅前店には顔認証セルフレジなるものがありました。
これは大きな革新の一歩だと思います。
世間を騒がしているコロナウイルスの感染者が急増している今日、史上初めて緊急事態宣言が発令しました。どこに菌があるかも分から無い中、顔だけで会計できるというのは大きいですよね。
また、新型コロナが騒がれる中で労働者を極力減らせるというのも大きいと思います。
顔認証セルフレジとは
今回特に驚いたのがこの顔認証セルフレジなるものです。但し、顔認証セルフレジにはセブンイレブン社員限定(事前に登録が必要です)という文字。
まだ試験的にやっているようで実証実験中とのことですが、誤作動などが無ければこのまま進んでいくのかもしれません。

このスキームはもう体一つで買い物ができるわけですから、非常に便利ですね。財布忘れた、電子マネーの残高が足りない、などの問題も解決できるより良いAI化だと感じました。
個人的にはスーパーのセルフレジなどを活用する時に自分で一つ一つバーコードをスキャンするのが面倒だと感じる(今はそれが面倒で従業員がいるレジに並んだりしてしまっています。)ので、そのあたりもカウンターにカゴを置けば自動で合計金額が表示されるなどの自動化が進めば一層快適になりますね。
残念ながらスタッフしか使えないということで、顔認証セルフレジを体験することはできず。ただ近い将来の導入に向けた一歩なのだと思われます。
ケールグリーンスムージーとは
お次はスムージーマシンです。マシンには出来たて♥スムージー ケールグリーンスムージーの文字。価格は250円ということで妥当かなぁと感じる金額でした。

機械の構造やメーカーは分からず。セブンカフェが富士電機であることを考えると、同じ富士電機製なのでしょうか。

全国でも麹町駅前店(東京都千代田区)と五井高場店(千葉県市原市)のみだそうです。調理時間は45秒ということでコンビニコーヒーの抽出時間とほぼ同じくらいのできあがり。
販促ポップを見る限りではケール、ブロッコリー、グレープフルーツ、パイナップル、アップルが入っているようです。
オフィス街ですとOLなど働く女性のランチとしても需要が高そうですね。
自動販売機型コーヒーサーバーとは
お次は自販機タイプのセブンカフェ。こちらは数年前から既に多数の店舗で展開されてきたマシンですね。

セルフとして現金または電子マネーで購入できるマシンです。今になりふと思ったのですが、もしかするとセブン&アイ・ホールディングス系列だけにnanaco(ナナコ)しか使えないのかもしれません。Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)などのICカードが使えるかは次回確認したいと思います。
いずれにしてもコーヒーだけ買いたい、飲みたいという人はレジに並ぶ必要が無いので楽ですね。
ストロー取り扱いの廃止
昨今、脱プラや廃プラが世界的なキーワードになっていますね。
特にカフェ業界ではスターバックスが脱ストローに踏み出し世界的なニュースとなりました。
その件を皮切りに、レストラン業界などでもストローの取り扱いを廃止するなどの動きが見られるようになりました。
セブンイレブンも多分にもれずコンビニ業界ではいち早くストローを極力無くす方向に。
そこで出たのが飲み口の付いたアイス用のカップフタです。

こちらは麹町店に限ってではなく全国的に取り組まれています。さすが、コンビニ界を牽引するセブンイレブンは動きが早いですね。但し、プラカップの使用自体が今後の課題になると思うので、今後どのように進められていくのか注目です。
急速に進む省人化
昨今、コンビニ業界は特に働き方改革というワードも際立っていますね。特にフランチャイズなどの店舗では人手不足などが問題視され、夜間や土日に店舗を閉めるなどが慣行される始末。
大手商社の参加に入ることもなく、独自の努力でコンビニ業界のトップを走り続けるセブンイレブンも多分に漏れず省人化に注力をしています。その背景が顔認証セルフレジであったりセルフコーヒーマシンのようです。
先述したように麹町駅前店はセブン&アイ・ホールディングス本社近くのお膝元。会社として検証するにはこの上ない店舗のため、私は麹町駅前店にしばし足を運ぶようにし情報収集に努めています。
麹町駅前店はタバコもタッチパネルで販売されていたり種類豊富なワインの陳列もあったりと攻めの取り組みも見られ非常に面白いです。
省人化が進めば2020年世界中を恐怖に陥れている新型コロナウイルスなどの感染リスクを軽減できるかもしれません。少なからず、コンビニを開けなければならいない故に感染症者との濃厚接触を避けられないといった問題に対するリスクヘッジにも繋げることができます。
緊急事態宣言が史上初めて発令した今。今後様々なものの見直しがかかりそうですね。
お気になる方は是非一度セブンイレブン麹町駅前店に行かれると新しい発見があるかもしれません。
スラーピートとは
因みに麹町駅前店には無いのですが、スラーピーについてもご紹介致します。
スラーピートは数年前に全国のいくつかの店舗で展開されたフローズン系の飲み物です。カウンターコーヒー 同様に調理器がレジの横に並んでいます。

どこに行った時に発見したお店かは忘れてしまったのですうが、東京都内や神奈川県、埼玉県、千葉県など関東圏だけでも複数店舗の取り扱いがあるようで、売っている場所は少なく無いはずです。
製造機種は同じく富士電機でしょうか。
メーカー、機種の確認まではしなかったので不明ですが、機械を見てわかる通りスラーピーはコカコーラ社とのコラボレーション商品となっています。

スラーピー(SLURPEE)は海外でも人気の商品なようで、セブンイレブンではコーラ、ファンタメロンやグレープ、メロンソーダ、ラムクリア(ラムネ味)があります。海外ではカフェオレなどコーヒー 商材もあるようで、将来的にセブンカフェとコラボしてくれたら良いなと思っています。
セブンカフェの特徴などもブログに書いていますので、ご興味ある方はぜひこちらもご覧いただければ幸いです。
セブンカフェが世に浸透した理由などを記述しています。
セブンカフェがコンビニコーヒー戦争に勝った背景には富士電機が。
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