コーヒーフィルターのなぜ 〜漂白・無漂白の違いは何か〜

珈琲をペーパードリップで淹れる際に使用するコーヒーフィルターですが、製造メーカーやドリッパーの形状以外を気にして購入したことはありますか?

自宅でコーヒーを淹れていらっしゃる皆さんは何色のフィルターを買われていらっしゃいますか?

実はペーパーフィルターには無漂白、漂白といった種類があり、フィルターの色が異なります。普段使用されているフィルターを見ると分かりますが、茶色のフィルターは無漂白、白色のフィルターは漂白となっています。

特に最近趣味として自宅でコーヒーを淹れる習慣ができた方は、この違いをご存知ない方は多いと思います。

また、コーヒー愛飲者も種類があることは知っている方も多いと思いますが、理由を気にしない方や製造メーカーの違いで色が違うと認識している方が多いようです。

そこで今回は無漂白と漂白の違いや、味に及ぼす影響、どちらの方がおすすめなのかなどを記載したいと思います。

コーヒーフィルターとは

そもそもコーヒーフィルターとはなんでしょうか。
言うまでもなくコーヒーをドリップする際に使用するアイテムですね。

辞書で調べると焙煎されたコーヒー豆を濾す調理器具と定義されています。その素材はろ紙であったり、ネルという布素材であったり、金属やステンレス、セラミックなど最近は様々なものがあります。

因みに今回のテーマとしてはろ紙にフォーカスした内容となっています。

そこでまずはペーパーフィルターの歴史について触れたいと思います。

ペーパーフィルターの歴史とは

始まりは1908年と言われています。
つまり、100年以上の歴史がある抽出方法となっています。

但し、コーヒー自体の歴史は諸説あるものの9〜15世紀頃とされており、珈琲の歴史を考えると、ペーパードリップの歴史はかなり浅いとも言えます。
(参照:コーヒーの歴史 発祥の歴史に欠かせない二つの伝説

ペーパーフィルターはどこの国が発祥なのか。
それはドイツと言われています。現にドイツではこのドリップ方法を特許商標庁へ出願し、特許を獲得しています。

この特許を取得したのは企業ではなく一般人である主婦の女性でした。
この女性は旦那である主人に美味しいコーヒーを提供すべく、珈琲の抽出方法を日々研究しました。勉強し挑戦した結果行き着いたのがペーパードリップだそうです。

つまり夫への想いが形となったわけですね。

この女性の名はメリタ・ベンツ。

あのコーヒー関連商材で有名なメリタ(melita)社と同じ名前です。ご存知の方はお気付きかもしれませんが、メリタ社とはメリタ・ベンツが創業した会社です。

今ではコーヒーの調理機器を幅広く開発し世界に輸出している大きな企業です。

今では主流となったペーパードリップですが、歴史はドイツから始まったわけですね。そして、そのことからメリタ社のペーパーが一番古くから開発に取り組まれて来たということが分かります。

因みに、コンビニコーヒーの競争が激化する中、セブンイレブンやファミリーマートを追いかけるべく、ローソンはメリタ社のコーヒーマシンを採用しています。

夫への愛がここまでの企業に育ったと考えると物凄いことですね。

ペーパーフィルター 漂白・無漂白の違い

コーヒーには漂白・無漂白の違いがあるのをご存知でしょうか?

以下はダイソーに並んでいたペーパーフィルター。

先述したように茶色のフィルターには無漂白(天然パルプ100%)の文字。
そして、白色のフィルターには酸素漂白(天然パルプ100%)の文字。

でも違いは表記されていません。

消費者は「この違いって何?」と疑問を抱かないのか?とこちらが疑問に思っていまします。
私が何も知らない無知な状態であった頃は「なんとなく漂白されてない方が自然で良いのかな?」と勝手ながらに調べることもなく無漂白タイプを購入していました。

話しが逸れますが、個人的には100円で80枚という枚数の多さに驚きです。

前置きが長くなりましたがこのペーパーの違いも言うまでもなく漂白されているかされていないかの違いとなります。

気になるのはコーヒーを抽出する際にどんな影響があるのか、メリット・デメリットはあるのかと言う点ですよね。

違いについて結論から言うと、環境面を考えれば無漂白、味を意識するなら漂白であると言えます。

当然、無漂白は何も施しがされていない訳ですから、環境に配慮されたペーパーであると言えます。
反対に漂白されたペーパーは工場で漂白工程があるものの、すっきりしたコーヒーが味わえます。

つまり、

◆無漂白タイプの特徴
①メリット
・環境配慮
環境に配慮され化学物質の発生を最小限に抑えた素材そのもの。

②デメリット
・素材の香りがコーヒーに移る。
加工されていないため紙の雑味が珈琲に移ってしまいます。
そのため、コーヒーを淹れる際は一度お湯に浸けてから使用することをお勧めします。

◆漂白タイプの特徴
①メリット
・無臭で味への影響がほとんど出ない。

②デメリット
・環境への配慮
漂白という工程があるため、少なからず化学物質を発生させます。
但し、昨今の技術革新の背景もあり極力環境に影響が出ないよう製造メーカーが企業努力をされています。


という違いになっています。

漂白・無漂白どちらを選ぶ方が良いか?

無漂白の方がおいしいコーヒーが抽出できるものの、簡単にどちらが良いと断定するのは正直難しいところがあります。

ですが、おすすめとしてはやはり漂白タイプを勧めたいと思います。

理由としては環境への大きなダメージは無いとされながらも、同じ価格でクリアなコーヒーを抽出できるからです。

珈琲は少しの外的要因でも大きく味を左右します。
そのため、抽出に少しでもストレスを与える要因は極力省く必要があります。

ですので、同価格で2種類並んで販売されているのを確認した際は、白色の無漂白を選択されると良いでしょう。

また、今後カフェに行かれたい際に、そこがペーパードリップでコーヒーを提供するお店だったとしたら何色のペーパーを使用しているのか、茶色いペーパーであれば湯通ししているかなどチェックしてみると、そのカフェの珈琲との向き合い方が分かったりします。

コーヒー は実に奥が深いですね。

他にもサイトにて珈琲の豆知識などを記載していますので、是非閲覧下さい。

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